索引                 や ら わ  その他(記号、部位の名称図)  





かえしぬい 「返し縫い」
ミシン縫いでは、糸がほどけないように縫い始めと縫い終わりに縫い目の上をもう一度3~5針返して縫うことをいう。
手縫いの場合は、丈夫に縫い進めたい部分に使う手法の一つ。半返し縫い、本返し縫いがある。



かただおし 「片倒し」
縫い合わせた縫い代を片方に倒すこと。片返し。



がらあわせ 「柄合わせ」
生地の模様を合わせて裁断すること。



からみしん 「カラミシン」
粗ミシンとも言う。ギャザーを寄せる時やフリンジなどがほつれないようにかけるミシン。



かりぬい 「仮縫い」
本縫いの前に出来上がりと同じようにしつけをかけたものを試着し、修正、チェックすること。



かんぜんみつおり 「完全三つ折り」
縫代の半分を折ってさらに同じ分量折り返すこと。



かんぬき 「閂(カンヌキ)」
縫い止まり補強のために使う止め縫いのこと。
飾りのために表地と違う色を使うこともある。



きせ 「キセ、キセガケ」
縫い目部分でプリーツ状に折って裏地にゆとりを持たせる方法。
裏地の縫代は通常1cm付けますが、例えばキセ量0.5cm入れるには、縫代を1.5cm付けて裁断し、縫代1cmで地縫いし、そのミシン目の0.5cm奥で2枚一緒にアイロンで折って開くと上側の布はミシン目に0.5cm被った状態になります。ウールなど伸びる素材の場合、裏布にゆとりを持たせるために使われます。



ぎゃざー 「ギャザー」
縫い縮めてひだを寄せて柔らかい雰囲気を出す技法。
※当店ブログの「ワンポイントレッスン」にはきれいなギャザーの寄せ方のポイントを公開しています。



きりこみ 「切り込み」
ハサミで布に切り目を入れること。

・ノッチ(合印)の位置には3mm位の切り込みを入れ、パーツとパーツを縫い合わせるときの印にします。
・ポケットなどの角のカーブの部分では、縫い代に細かい切り込みを入れると表に返した時に丸みがきれいに出ます。
・玉縁ポケットでは口の部分にY字に切り目を入れますが、これも「切り込み」と呼びます。




ぐしぬい 「ぐし縫い」
しつけ糸を2本どりにして縫い縮めること。
袖山などをいせる時には、出来上がり線から2mmと5mm外側のところに2本のぐし縫いをすると、きれいにいせられます。



くせとり 「くせとり」
パンツのヒップのふくらみや、ヒップ下のくぼみ、ジャケットの胸や肩甲骨のふくらみなど身体にフィットした服を作るために行うアイロン処理のこと。



くちぬの 「口布」
ポケット口に付ける布のこと。切り込みを入れて作る玉縁ポケットなどに使う。



ぐれーでぃんぐ 「グレーディング」
マスターサイズ(標準サイズ)のパターンから必要なサイズに展開すること。
※当店のパターンはデザイン的なバランスを保持しながら身長別にもグレーディングしています。



げーじ 「ゲージ」
編み物のゲージとは10cm四方の網目と段数のことですが、洋裁の型紙では、出来上がりの型紙のことをいう。(例えば、ピンタックなどはたたんだ状態の型紙のこと)
※当店のパターンは、作業がしやすいようにアイテムによっては裁断用のパーツとは別にゲージのパーツが付いています。



けぬきあわせ 「毛抜き合わせ」
裏地と表地など2枚の布を縫い合わせた時に、縫い合わせた部分が突き合わせになるようにすること。
リバーシブルの洋服の仕立て方に使われる。
※当店のリバーシブルケープはこの仕立て方です。



けんしょう 「肩章」
肩に付けたタブ。トレンチコートなどにみられる。



こうぎょうようぱたーん 「工業用パターン」
アパレルが量産用として使用する型紙。
縫代がついていて、ノッチ、いせ分量、細かい仕様などもパターンに記載されている。CADを使用した精度の高いパターンで、安定した品質で作ることが出来る。
※当店のパターンは工業用パターンをホームソーイング向けにわかりやすくアレンジしています。縫い代をつけたり、カットしたり、パーツを抜き取る必要がなく、市販の洋裁用パターンに比べて大変作業がしやすくなっています。



こばすてっち 「コバステッチ」
出来上がり線や縫い目の端から0.1cmか0.2cmくらいのところにかけるステッチのこと。生地の厚さによって若干の変化がある。
コバ+0.5cmステッチ・・・コバステッチとコバステッチから0.5cm離れた2本ステッチ(ダブルステッチ)のこと